アカン ヤツや……
さて、何のことかというと……
毎年秋に、京都文化博物館では「陽明文庫の名宝」と銘打って、常設展の一角で陽明文庫の名宝を展示しています。
昨年も行きました(^_^)
今年展示の国宝は、
・国宝 御堂関白記
自筆本(寛弘八年上巻)藤原道長筆
古写本(寛弘八年巻)藤原師実筆
以上前期(~12/1)展示
自筆本(寛弘六年下巻)藤原道長筆
古写本(長和五年巻)藤原師実等筆
以上後期(12/4~)展示
です。
で、現在前期展示期間なんですが、テーマを"天皇の譲位"としていました。
国宝 御堂関白記は、平安時代 摂政として権力を思いのままに奮った、藤原道長の日記です。その中から、"天皇の譲位"に関わる部分を展示しています。
具体的には、一条天皇が譲位し三条天皇に皇位を譲った寛弘8年(1011)6月13日の日記が展示されていました。
しかぁ~し、道長ファンが注目するのは、その後の6月22日です(^-^)/
この日、一条天皇が亡くなられます。
この日の日記に、道長が何と書いたかというと……
「巳時萌給」
巳時に萌えちゃった(はーと)
違うやろ!
「巳時崩給」(巳時に崩じ給ふ)
巳時にお亡くなりになられた……
と、書きたかったんだと思います。
萌と崩、確かに似てますけど(^_^;)
実はこれ、道長ファンには有名な書き間違いなんです。
京都文化博物館は、知ってか知らずかキッチリ展示してくれています。
珍しいので、是非見ておいてください(^o^)
12/1までです(^_^)/~~
あっ。最初の写真のヤツは京都文化博物館の中庭にいる「まゆまろ」でした(^o^)