おちゅかれさまです。Osanpoです
今回は『結婚と離婚と』後編です。
お話がロングになっています、よろしくお願いいたします
※ DV野郎➡サボテン🌵と表示しています。
猜疑心の塊人間は、支配し監視する
結婚して3か月、本性を見せ始めたサボテン。
おかしなルールを、次々と作っていきます。
例えば、こんな内容です。
① 毎日一緒に行動する
➡ 通勤はクルマで一緒に！
(サボテン勤務時間＝店舗営業時間)
こちらの早番遅番は、関係ありません。
休憩室やクルマで時間を潰して、時間調整です。
➡ 休日を合わせる！
貴重なひとり休日も、在宅確認デンワがあり出かけられません。
➡ 帰省は同伴、月2回まで(泊まりは禁止)！
➡ 買い物や友達と会うときは、同伴！
( のちに、友達と会うのも禁止になる)
② 職場の飲み会・イベント参加禁止
➡ サボテンの職場の飲み会には、強制参加！
③ 髪型や服装の指定
➡ ロング×前髪半分上げる、工藤静香さん風！
➡ スカートかワンピース(パンツ系禁止)！
④ テレビやDVDや音楽など
➡ サボテンの趣味に合わせる！
➡ 読書禁止(マンガや雑誌はOK)！
⑤ ？
➡ 空き時間に、店内をプラプラ巡回するサボテン。
カウンター前を通り過ぎるとき、気づかなくてはいけない。
猜疑心の塊人間は、自分がいつも正解で、正義だと思っています。そして、誰も信じられません。だから、支配と監視なんですね。
まわりの声に耳を傾けない、自分を客観視できない人間は、怪物になります
小さな怪物は、あちらこちらにいます。
もしその怪物が権力を持っていたら？カンタンに戦争も起きてしまうでしょうね。
この結婚で1つだけ良かったのは、最後までOsanpoの家族にやさしかったこと。
プレゼントやお出かけ企画で、喜ばせていましたよ～
離婚するまで、お給料＆ボーナスを全額、実家に入れることができたのも良かった。
母親の魔法のカードの残債を、半分まで減らすことができました
DVに慣れる？日常に潜むストックホルム症候群
ルール違反の罰は、お説教から暴力に変わりました。
最初に顔を殴られたとき、Osanpoの先輩たち(母親世代)から『何やってんの！』と、お叱りを受けたサボテン。
これがキッカケで、サボテンのテナントの立場も悪くなり、顔攻撃はやめました。
ベランダに連行、突き飛ばしたり持ち上げて、落とそうとするのは、恒例行事です。脅しだと分かっていても、体重差30㎏。ちょっとした拍子に、転落するかもしれません。
重心を低くして踏んばります
ぬん！
あとは、根性焼きとか刃物で軽く切りつけてくるとか、まぁいろいろです。
泣きもしないし謝らないから、サボテンは面白くない。
最終的には、腹パンで試合終了です
SOS発信は、できなかったんじゃなくて、しなかったんですね。
そういう発想にならなかった。
職業柄大勢の目に留まる環境にいたので、それだけで守られているような、変な安心感がありました。
ふつうの精神状態ではないです。
DVの日常に慣れていく感覚は、表現がむずかしいですね。洗脳ともどこか違うし…ストックホルム症候群に似ていると思います。
ストックホルム症候群
加害者の拘束下(誘拐や監禁など)にある被害者が、長時間一緒にいることで、加害者に共感・同情・信頼・結束といった感情を抱く現象。
チャンスを待つ！
あるときからサボテンは『離婚したら、火を付けに行く
』と、物騒なことを口にするようになります。
自分から離婚を切り出すのはキケン。家族には変わらずやさしかったので、あちらが不利になる状況を、待とうと思いました。
得意げに武勇伝(生い立ち・恋愛・傷害)を語るような人間だったので、その日が来るという確信もありましたね。
暴力により、Osanpoが大ケガを負う
サボテンが、次のターゲットを見つける
さぁ、どちらが先か？
最高の結末
待っていたその日がやって来ました
サボテンは、自分の職場に新しく入ってきた子と、仲良くなったのでした
もう二度と関わることはない。
最小限の荷物だけ取りに行って、離婚手続きも済ませて、終わり！サイコー
21歳のお誕生日ちょっと前、晴れて自由の身になりました
ワクワクの感覚を思い出そう
我が家の状況は相変わらずだったけど、これはやっぱり、Osanpoが必ず解決しなきゃいけない問題です。
不思議と、清々しい気分でしたね
大切な家族がいる家に帰る。髪はバッサリ切って、服も音楽もスキなモノを選ぶ。読みたい本を読んで、会いたい人に会いに行く。
自由という権利を取り戻して、しみじみと噛みしめました
懐かしい
ワクワクの感覚を
思い出せたら、
きっともう大丈夫！
遠い昔のお話です
