◎恵まれた生活

今まで私は贅沢しているなんて、あまり思っていませんでしたが、地震を経験して普段の日常が、いかに贅沢でありがたい物だったかと実感致しました。


蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れれば電気がつき、ガスをひねれば火が点いて、沢山のリモコンに囲まれて、冷めた料理は電子レンジで温めて、食材は冷蔵庫で保存する。


当たり前の生活ですが、本当に便利な生活をさせていただいて居たんですよねー。

いやはや、日常に感謝ですね。


◎ライフラインの寸断

私の住む地区では、水が一週間断水し、電気の復旧には5日間かかりました、幸いガスはプロパンガスでしたので、地震発生初日から使えたのは助かりましたけどね。


水、電気、ガスと言うライフラインの2つを失い、今思い返して、水と電気どちらが困ったかと言うと、私的には「水」の方が困りましたね(まぁどちらも無いと困りますけどね)


電気に関しては、明かりは懐中電灯やロウソクでまかなえるし、テレビは見れないけど、携帯の充電は車で出来るし、差ほど不便は感じませんでした。


しかし、水の代わりは水でしか無いんですよね、野菜を洗うにも水、ご飯を炊くにも水、トイレを流すにも水、手を洗うにも水、水水水な訳なんです。


◎水を求めて


震災後、学校や市役所で、給水車による水の給水が行われていました、しかし4、5時間並んでも一家族3リッターしか貰えない状況でしたので、何とか他の方法は無いかと考え、湧き水を汲んでくる事に致しました。

行ってみると、やはり同じ考えの人が数十名並んでいましたが、給水所の行列に比べれば段違いです、フフフ・・・俺の機転の効かせ方も中だな。

こんな穴場は余知らないだろうと思い始め、別に今並ばなくても、明日の朝にくれば楽勝で水をゲット出来るだろうと、私の無駄にポジティブ脳が発動し、日も落ちて寒くなってきたので、列を離れ帰ることに致しました。


だって穴場ですから、余裕何ですよ。
余裕󾭠


翌日、暖かい格好をして次の日くれば問題ないんです。


◎大いなる誤算


そして翌日、会社も休み出したので少し早めに起きて水を調達に出発致したんですが、水くみ場に到着した私の目には、信じれない光景が広がっていました。


嗚呼…これが外国人が称賛する、ちゃんと列に並び、順番を待つ日本人の健気な姿なのか!なんて感動する事は無く、昨日に比べ5倍以上の人が並んでいる光景に、大吾郎(4リッター)を初めとする、沢山のペットボトルを持ちながら呆然とするのみでした。


自分の愚かさを恨みながら、一応列に並んでは見たものの、昨日帰ってしまった自分のダメさ加減に心がささくれ立ち、先の見えない順番待ちに、こんな所の水など欲しくないわ!と、逆ギレと言う名の挫折をし、新たな水の入手法方を考える事にしました。


◎捨てる神あれば…


車を走らせながら、どこで水を手に入れようかと考えました、他にもいくつかの湧き水がありましたが、割とマイナーな場所でこの始末ですし、無駄に動いてはガソリンも減ってしまう。


そうだ!閃いた󾭠


私の実家には井戸水がある、しかし停電中でポンプが動かない…しかし会社の営業車に、車のシガーソケットの電源を100vのAC電源に変換してくれる
、素敵アイテムを持っているので、それを使えば汲み上げられるだろうと思い付きました。


しかし、ポンプで水を汲み上げるには電力が足りない不安もあり、完璧とは言えないアイデア…ガソリンを使ってまでチャレンジするべきか迷いながら、一応会社のある水戸方面へ走っていると、私の左目の視界に「給水」の文字が一瞬見えました。


イチローもビックリするほどの動体視力だったと思います、急いで左折し戻ってみると、タイや屋さんが井戸水を配ってくれていました。


配り始めたばかりか、ノーマークの場所での給水だからのか、並んでいる人も数十人程度で、しかも水の勢いが良いので人の流れも良い、20分
程待つだけで、大量の水をゲットする事が出来ました。


発電機間で持ち込んで、地域の困っている人のために井戸水を解放して下さっていました。

本当にありがたかったです。


今度、車のタイヤはここで買わせて貰おうかと思う私でした。


因みに…
もしも、会社に、車の電源を変換するインバーターを取りに行ったとしても、水を汲み上げるのは難しかったと思います。




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今回の東日本大震災は、14時46分の発生と言う事で、会社や学校など自宅以外にもいた方も多かったと思います。

私自信も仕事中で、10時間かけて帰宅した訳ですが、家に帰って家の悲惨な状況に呆然とされた方も多いのでは無いでしょうか?


私もヘトヘトになりながら部屋に帰ると、ありとあらゆる物が散乱していて、改めて地震の被害を実感しました。

幸いな事に、テレビや冷蔵庫などの買い替えにお金がかかる大物はセーフで、更に昨日の残りの煮物が、鍋に入ったままガス台に置いといたのですが、鍋が落ちる事無く無事だった事も、空腹を満たす観点からも、片づけの観点からも助かりました。


今更四の五の言っても仕方がないし、起きてしまった地震は仕方がないので、無事だったド根性煮物をつまみに、普段通り酒を飲んで寝ちまおう!


・・・と考えて見ましたが、こんな非常時に酒を飲んでも良いものか?


と考えてみたりしたりして・・・


いや!私的には何の問題もありませんが、嫁が許してくれるかどうか、非常に微妙なラインです、今で言う所の?不謹慎行動であったり
、自粛ムード漂う状況ですからね。


でも飲みたい!

ならばどうする?どうやって切り出す?


頭の中で、緊急自分会議を開催し、自分会議の結果、さり気なく作戦で行くことに決めた私、お湯はある?とさり気なく聞きなから、酒の瓶割れなくて良かったよなぁ~と誰に言う事でもなく呟きながら、グラスに焼酎を注ぐ。


しかし、よく考えたら停電してるので、電気ポットにお湯などはありませんでした。


不覚󾭛


しかし、今更後には引けません!
こうなったらストレートで飲み干してやると心に誓いました。


実際には、何もそこまでして飲まなくても。と思いましたが、仕方がありません。だってバカなんですからね(笑)  


真っ暗な部屋で飲む酒は、非常事態に・・・と言う背徳感からか、なかなか美味しく頂く事が出来ました。


疲れて体に染み渡るストレートな焼酎を飲み、しばし現実逃避をして、疲れをとる為に眠ることにしました。


・・・が、度重なる携帯からの、緊急地震速報に叩き起こされ、余りにも緊急地震速報の音がうるさいので、携帯の電源を切り、眠りにつきました。



きっと、私と同じ様に緊急地震速報のおかげで眠れなかった人も、多かったのでしょうね。






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今回の地震で、交通機関の麻痺により、家に帰れずに帰宅難民となった方や、家に帰るまで苦労された方も多かったと思います。

いやはや本当に大変でしたよね。


私も帰るのが大変でした・・・


大地震の後、事務所に戻ることにした私ですが、帰るまでの道のりが長かった事、長かった事・・・


停電により信号機は全て消えていますし、高速道路も通行止めになっていましたので、道路は至る所が大渋滞。

交差点を通る度に、左右からの車に神経をすり減らしながらの運転は、本当に疲れるものでした。


普段でしたら、高速を使えば1時間ちょっとの道のりが、水戸まで戻るのに7時間近くかり、事務所の近くから更に2時かかっても事務所にはたどり着けませんでした。


仕方なく事務所に戻るのを諦め、そのままアパートに帰ることにして、更にそこから1時間かけアパートに戻ることが出来ました。


結局アパートに戻れたのが、地震が起きてから実に10時間後でした󾭛


しかし今、当時のことを冷静に振り返って見ると、帰り道には沢山のコンビニがあり、日が沈むまでは、結構お客が入っていて、駐車場も一杯でした。

私は「全くこの非常時にノンビリお買い物とは・・・」と、若干軽蔑じみた視線を投げかけていました。

だって、早く帰って家族や仲間の安否の確認や、家の被害状況を知る方が大切だろうと思ったんですもの。


しかし、間違ってたのは、私の方だったのですね。
コンビニで、来る食糧難に備え、食料を調達する機転の早さ󾭠

素晴らしすぎます!
私が帰り道に考えていたことは、オシッコがしたい!

ただただ、それだけでした。


でも、どこのコンビニも駐車場はいっぱいだし、停電だからトイレも真っ暗だから、便所だめだっぺなぁー。

なんて考えていました・・・


食べ物が買えなくなる、いや、買える物が無くなるなんて、思っても見ませんでしたからね、認識の甘さが伺えますよね。


本当に私は、お気楽バカ男です。


しかし、食料危機を見破れず、何件ものコンビニやスーパーを華麗にスルーした私でも、自分自身良くやったと褒め称えたい事があります。

それは、立ちションをする事なく、10時間尿意に耐えきったと言う事です。

正直途中で立ちションをしちゃおうと、心が折れそうになった事もありました、しかし私は会社の看板が入った営業車で、更に会社のジャンバーも着ている始末、流れのよい道ならいざ知らず、ガッツリ渋滞している道端で、立ちションなんてした日には、誰に見られているか分かりませんからね。


多分、私の体も非常事態バージョンになっていたんだと思います、普段なら絶えられなかったと思いますが、無事に耐え抜く事が出来ました。


アパートに戻り、懐中電灯片手に排11時間分のオシッコを放出して、やっと少しだけ落ち着きました。



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