息子(にぼ太郎)、6歳の特徴

  • 医療機関の受診経験はないが、特性からおそらくASDと思われる。
  • 集団活動に困難あり:興味のない活動に参加しない。切り替えが難しい。
  • 市の心理士さんによる発達検査を経て受給者証あり。週1で児童発達支援利用中。

 

就学相談もいよいよ終盤。

小学校との面談に夫婦で行ってきました。

先方は、校長先生ニコニコと支援担当の先生ニコのお二人。

 

意向の確認

まずは、支援担当の先生から園での行動観察の様子を説明された。

  • 朝の会をやっていたが、無視してスケッチブックに絵を描き続けていた。
  • 絵を見ると、好きなもの(たぶんゲーム関係)をたくさん描いて集中している。
  • 切り替えは苦手で集団では難しいが、興味のあることをきっかけとして本人に合った方法でやると伸びてくるのでは。
  • 園の先生からも、マイワールドが強くて行事への参加が難しい、自分のやりたいことを終わりにすることができない、という話があった。

ニコ「状況をみると、ざわざわした教室での一斉指示では難しそうです」

爆笑「集団も大切にしつつ、落ち着いて取り組める環境でスタートする方が良いと思います」

 

次に、保護者の意向を尋ねられ、夫と相談して私の方から説明することに。

 

悲しい「直近の行事には参加できて成長も見られますが、普段は未だに集団への参加が難しい場面があります」

ニコニコ「支援級で個別の支援を受けることが必要だと考えています」

 

ということで、満場一致?で支援級の方が良いですね、ということになった。
 
ニコニコ「では、こちらの書類に記入していただきます」
 と、支援級の希望申請承諾書(?)をその場で書くことに。

 まずは、支援級での教育課程や自立活動について一通りの説明を受け、チェック欄に記入。

 

支援級で過ごす科目は…?

 

次は、「特別の教育課程」を組む科目の決定である。

にぼ太郎は、現段階での様子から勉強面ではあまり心配がなく、問題があるのは音楽や体育といった副教科なので聞いてみた。

 

ひらめき「音楽や体育を支援級で受けることはできないんですか?」

 

校長先生と支援の先生がうーん、と唸る。

キョロキョロ「ただ、音楽や体育は集団の中でこそ学んでいく必要がある科目なんですよね」

爆笑「通常級での様子を見ながら、入り込んでサポートという形がよいのでは?」
 
確かに、苦手だからといって避けるよりも、集団の中で配慮を受けながら慣れていくほうが良いかも。

普通級で参加しつつ、必要に応じて配慮を考えるというところに落ち着いたにっこり

 

となると、半分以上の時間を支援級で過ごすためには、

結局、国語と算数を取り出しということになる真顔

(なんで文科省はこんな余計なルールを作ったのか…物申す

 

悲しい「正直なところ、算数は好きで得意そうなので通常級で受けさせたかったんですよね…」

指差し「ただ、本人が理解しているつもりのことを何度も繰り返すのは嫌がりそうなので、そういう意味では国算を支援級で受けるのも良いかも」

と言うと、支援の先生も「そういうことありそうですね」と頷いていた。

泣き笑い「国語は書き直しさせられたら発狂するかも」

と言ったら、先生方も笑っていた。

 

結局、ここは妥協魂が抜ける
理想はうちの子にあったカリキュラムで支援を受けることだが、
すべての子どもの実情に応じた時間割編成や人の配置は無理だろうというのは、理解できるので。
 
うちの自治体は、支援級に知的と情緒の区別はない。
支援級で受ける科目は成績がつかず、進み具合も通常級より遅れる。
だからこそ、最初は通常級+通級を希望していたのだが、今は勉強よりも集団生活に慣れることを優先したい。
低学年の勉強は、家庭でなんとかフォローしていこうと思う。
 
ちなみに、支援の先生から爆笑「今年の支援級1年生の算数は通常級とほぼ同じカリキュラムですね」
と聞くことができて、最初はそれほど遅れないかもと安心にっこり
 
支援級の子は、朝の会から帰りの会まで基本は通常級で過ごし、国語と算数だけを抜け出して支援級で受けることになる。
宿題や連絡には配慮があるようで有難いにっこり
 

転籍について

一通りの手続きが終わり、質問タイムということで転籍の状況について確認させてもらった。
支援級→通常級は過去にも多数実績があり、
反対に、通常級→支援級に移る子もいる。
 
ショボーン「ただし、支援級→通常級→支援級といったことはできません」
厳密には不可能ではないようだが、毎年気軽に転籍するものではないということだと思われる。
 
支援級→通常級への転籍はいろいろなケースがあるが、3年生と6年生が多いとのこと。
1~2年生で大丈夫そうならば3年生から転籍。
6年生での転籍は、中学から通常級に進む場合に備えて慣れておくためらしい。
 
キョロキョロひらめき「うちもいずれは支援を外れていくことを考えているので、転籍できるようになってほしいです」
爆笑「そうですね、1年生で学校というものに慣れて、2年生で交流級での時間を増やし、3年生で転籍を目指していきましょう」
 
もちろん入ってみないとどうなるかは分からないが、
支援の先生に親の願いを受け止めてもらえたことはとても嬉しかったにっこり
 

今後の流れ

次は3月頃に面談ということで、サポートノートの記入が宿題となった。

もらったのは明石市のフォーマット。うちの自治体版よりも使いやすいらしい爆笑

ニコニコ「その頃には(交流級の)担任も決まっているので、一緒に面談をします」

爆笑「入学式の練習もやりますからね」

と言ってもらい、小学校入学が楽しみになってきた。

 

就学相談を終えて

この1ヶ月ほど、めっちゃ悩んで眠れないこともあったネガティブ
うちの子は良いとこもたくさんあるのに、なんで普通級じゃないんだと心が曇り、
将来を決める責任に押し潰されそうにもなったが、
こうして支援級に決まると予想以上にスッキリした気持ち昇天
やるだけのことはやった。
子どもの姿をいろんな人に見てもらい、意見をもらって、
息子にとって良い環境を整え、必要な支援を受けることができそうだ、と安堵している。
4月の就学相談スタート時の予想とは異なる結末になったけれど、今はこれで良かったと思っていますにっこり