結婚は勢いだと他人は言う(著・日向蓬)
日向蓬さんの「結婚は勢いだと他人は言う」を読みました。
ガス器具メーカーの研究員をしている女性が、偶然に再会した高校の同級生との結婚へ踏み切れない思いを描く連作短編小説でした。
昼ご飯に焼きソバを食べながら、アパートの更新を良い区切りとして「入籍しないか」という一言がプロポーズなのかわからず、プロポーズならプロポーズでロマンがないと不満があり、先に結婚した姉は夫のDVが原因で離婚していているし、 プロポーズもどきをした彼を取り巻く家族との関係にも思い悩み、結婚に踏み切れないでいるというストーリーです。
主人公だけではなく登場人物それぞれのエピソードも描かれる重層な構成で、あっという間に完読する良い物語でした。
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