しゃべれどもしゃべれども(著・佐藤多佳子)
佐藤多佳子さんの「しゃべれどもしゃべれども」を読みました。
気が短い二つ目の落語家が、吃音のいとこに話し方を教えることになってしまいます。
それをきっかけに、関西弁に固執してクラスから浮いている小学生、他者との交わりを良しとしない元劇団員女優、孤高の性格なゆえにチームになじめず何球団も代打稼業で渡り歩いた元プロ野球選手もやってきます。
性格がねじ曲がった四者はお互いに壁をつくったり、師匠やまわりの落語家たちとの関係に悩んだり、という展開のストーリーでした。
個性豊かな登場人物それぞれの絡め方が巧みで、読み応えがありました。
たしか、映画にもなっていたようですので、そっちも観てみたいです。
でもなあ。
良い小説作品が良い映像作品になったためしがないし、観たいような観たくないようなっていう感じです。
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