宙の家(著・大嶋真寿美) | カメラマン長谷川修のブログ

宙の家(著・大嶋真寿美)



大嶋真寿美さんの「宙の家」を読みました。
この小説は、すばる文学賞の候補作であり、最近、よく読ませてもらっている大島さんのデビュー作というか、作家への扉を開いた作品です。
漫然と生きている女子高校生が、マンションの上階で一緒に暮らす祖母の痴呆と死をきっかけに、少しずつ変化していく物語です。
将来への少し不安と、今への少し不満を抱えつ主人公の心持ちが、みずみずしく、そして、少しせつなく描かれています。
やはり、多くのストーリーを生む作家のデビュー作って、完成度が高いものなのです。



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