のうは朝から次兄が家にやってきて畑の草刈りを始めた。

正直、風邪が完全に治りきっていない状態ではお手伝いする気にはなれなかったが、そのまま寝ているわけにもいかないので、腹を決めて、野良仕事をする服装に着替えて、畑に繰り出した。

次兄がもってきたのは自分がもっている電動式ではないエンジン式のやつ。電動に比べて強力だ。

にもかかわらず、畑の草があまりに大きくなっているので、次兄も苦戦している。エンジン式でも簡単には刈り取れないようだ。

自分はというと、エンジン式に比べて非力な電動式を使い、ちまちまと周辺の草を刈ることにした。ところが途中でトラブル発生。モーターに刃を固定しているネジが外れてしまったのだ。場所が場所だけに、小さなネジを見つけるのは一苦労。15分ほど懸命に探したが、とうとう見つからずに断念した。

その代わりといってはなんだが、次兄からエンジン式の草刈機の使い方を習うことにした。

電動式に比べると面倒は面倒だ。でも、めちゃくちゃ面倒というわけではない。重さも見た目ほどは重くない。

一つ問題があったのは、腰が疲れること。たぶん、まだ使い方になれていないので姿勢が悪く、それで腰に負担がかかるのだろうと思うのだが、すぐに腰が痛くなった。

さすがに強力だ。

でも、さきほど書いた通り、畑の草があまりに伸びているものだから、根本から刈り取ることはほとんどできない。まずは頭のほうを刈り取り、それから下の方を刈るという二段構えの作戦に出るが、当然時間がかかる。

結局、午前中の作業を終えて、夕方から再び、草刈りを再開することにした。

畑が割と広いので、なんとか刈り取れたのは畑の半分に満たない程度だろうか。

草の中には幹の部分が固く、根をはるとやっかいなものがあるので、まずはそれを引っこ抜いてから低い草を刈ったほうがよさそうだ。

次兄のヘルプで、なんとかここまで草刈りができて一安心だ。

ただし、残りはまだ半分ある。

台風が通り過ぎた後にでも改めて畑の草と格闘することにしたい。

草刈りはほんとうに大変だ!