バテの影響なのか何なのか、正確なところはよくわからないが、ここ1週間ほど不調に「絶」がつくほど、久しぶりに調子が悪かった。

仕事をしようにも、どうにもエンジンがかからない。今の仕事を始めてから初めてのことだ。それだけ、いままでの累積疲労が多かったということなのだろうか……

一時はどうなることかと心配したが、ようやく穴というかトンネルから脱しつつあることを感じる。

そもそも夏バテにつながる夏風邪の原因になったエアコンとの付き合い方を変えたのが回復のひとつの理由だろうし、この前の芸術祭で気分転換できたことも助けになっているだろう。また、同じ時期に調子がすこぶる悪かった母親の調子がようやく回復基調になったことも関係しているに違いない。

そういうもろもろの要素が絡み合って、ようやく回復基調に乗ったということだろう。

とはいえ、完全に復調したというわけではない。いまだにエンジン全開というわけにはいかない。

それでも、多少は仕事モードに戻れているようで、きのうは夜、ホワイトボードに向かって「独りブレインストーミング(ブレスト)」をやってみた。

残念ながら、中身は「企業秘密?!」なので写真ではぼかしてあるが、要は、今の仕事というより、それを超えたところで町の活性化をどのような切り口で、どのようにしてやるかということに関する、まぁ、いってみれば地域再生のためのグランドデザインというやつだ。

$いなかパラダイス―辺境からの問いかけ

といっても、今回新しく考えたものではなくて、この5、6年、ずっと考え続けてきて、企画づくりしてきたものを改めて総合的に組み合わせたものといえばいいだろうか。

今手がけている仕事は、その大きな構図の中のひとつの要素であり、自分の中では、これだけやっていればそれでいいという類のものではない。それ以外にもやるべきこと、やりたいことはたくさんある。

やる気が落ちているからこそ、いま改めて将来の目指すべき方向性を再確認することで、いまやっていることの位置づけが明らかになり、やる気が戻ってくるのではないかとの思いもあってのことだ。

いまやるべきことを懸命にやることも大事だが、人間、それだけではよくない。やはり行くべき方向、先の目標が見えていないと、いまやっていることにも力が入らないというか、足元に気をとられて思わぬところで足をとられる可能性だってある。

その意味で、きのうの夜の独りブレストは意味のあることだったと思う。

もちろん、これを自分だけのものにしておくつもりはなくて、近い将来、しかるべき人に見てもらい、できることならその人にも協力してもらい、その実現に向けて、前に進めたらと思う。

さぁ、もう少しだ。もう少しでいつもの調子に戻れそうな気がする。