きほど気になるニュースに出くわした。

これがそれを伝える記事。

吉田所長が入院、退任へ=作業員に「断腸の思い」―東電、病名など非公表・福島第1

記事では、「東電は吉田所長の病名とこれまでの被ばく線量は、プライバシーを理由に非公表とした」とある。

日本にはこういうのが本当に多い。

こういうのというのは「情報を出さない」ということ。悪くいえば、情報の隠蔽(いんぺい)だ。

確かに、吉田さんの病状はプライバシーにあたるわけだが、これだけ世間の注目を集めた人であり、原発事故の最前線で指揮をとってきた人なわけだから、彼の健康状態は多くの国民の関心事だといえる。

彼の病気は放射能と関連があるのかどうか?

はっきり出せばいいじゃないの。出して、その後の判断はそれを見た人にまかせればいいじゃないの。

なぜ、それが東電にはできないのか?

情報を隠すからおかしな方向にものごとが流れていくということに、なぜ日本の組織は気づかないのか?

こういう点が日本の好ましからざるところだという気がしてならない。