近寝るのが早くなったせいか、起きるのも早くなり、今朝は6時過ぎには起きて温泉ドームに向かった。

前回同様、早朝ランニングをするためだ。

いつもどおり、まずは施設の前に広がる畑のまわりの道を4キロほど走り、そのあとはトラックを10周した。最初の5周は少々辛かったが、その辛さを乗り越えると少し楽になった。長い距離を走る場合、調子が一定することはない。悪いときもあればよいときもある。調子が悪くなっても我慢して走り続けているうちに調子が戻ってくることもあるのだ。

それでタイムは42分と35秒。おそらく7キロ少々走ったものと思われる。

前回もそうだったが、この時間のランニングには特別の喜びがある。それは朝日の出に出会えること。今朝もそうだった。快晴の空の下、東南に広がる国見山系の山並みを越えて朝日が次第に顔を出してくる……まさにご来光。思わずその光に手を合わせたくなる。

走りを終えてトラックにいながら、ぼくはその太陽の光とまわりの景色を独り占めにしている――なんともぜいたくな時間がしばし流れるのであった。