大人に近く大人ではない高校生はどんな事に悩み、どんな行動するのだろうか

内容
本心を隠した元「天才」子役・生崎と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――?
自分が高校生の頃は深く物事について考える事もなく、目先の部活や進学に振り回されていた。
それは家庭的に落ち着いた環境であったからだと今なら理解できる。
苦しい家庭環境やいわゆる「親ガチャ」でハズレた高校生、青年達は日々「生き抜く」事で悩んでいるのだろう。自分のみならず親に世間の目が注がれた時、ネットの普及により益々困難さが予想される。
家族と共にささやかに幸せを感じる事は如何に大切か今更に感じた物事であった。
子ども達よ、こんな親でごめんなさいと思い読了した。