官能的で内容理解に時間がかかる小説であった。
数合わせで出たミスコンの順位は、八人中八位だった。無遠慮に自分の価値を決められた日、琴子は北川に声をかけられる。たいして大事にしてくれない北川でも、誘われると断れないのは、誰かに求められていると安心するからか――。琴子は神父の金井に、信仰の意味を問う。ミスコンで他者に価値をつけられる女性。
その他、女性としての生きづらさ、世の中に求められる女性の役割に苦しさを感じているそれぞれの主人公。その反動か性に開放的、自由奔放に暮らしながらもいつも「神」と対話している。
女の性に対する男の傲慢さが反省させられる。自身が若い頃当たり前であった女性に対する傲慢な振る舞いを今他の誰か、特に高齢男性が見せると嫌な気分になる。
物語で呟く主人公の男性に対する冷めた考えが刺さり過ぎる。
反省また反省させられる物語。
それでも繰り返してしまう

暇に飽かして少しだけ歴史に目覚める(笑)
ご近所に「下高野街道」と呼ばれる「歴史の道」がある。
高野街道とは、かつて京・大坂から高野山への参詣道として用いられた街道の一つのことだが、子どもの頃から漠然と言葉だけを耳にしていた。
南海高野線沿線に住んでいたこともあり、小学生では高野山で宿泊行事があり「高野山」は馴染みのある地名だ。南海高野線の終着駅は「極楽橋」というゴージャス?な駅名でそこからケーブルカーに乗り換え5分で「高野山駅」へ着く。
引っ越した街にある 「下高野街道」は物流経済のみではなく信仰の道として発展したようだ。
せっかくのご縁だから(使い方がおかしいかも)調べてみた。
「下高野街道」・・・四天王寺から南下して、狭山で西高野街道と合流する
下高野街道のスタート地点、四天王寺は祖母によく連れていかれた有名な寺院
その間の街道はいくつか消滅してしまっている所もあるようだ。
街道の途中には聖徳太子に退治されたと言われた大蛇を祭る「おろち塚」は時々ウォーキングで通過する「桃が池」にある。
池の中の島にある不思議なお社だ。
その近くには「うどんや風一夜薬」という会社があり、薬屋なのかうどん屋なのかと思っていたら、
「熱いうどんを食べ、生姜の入ったこの薬を飲み、一晩眠る」
と風邪が治るという理由から、昔はうどん屋で売られていたようだ。
「風一夜薬」は明治9年に大阪で生まれた古い風邪薬の名前で現在は、しょうが湯やしょうが飴などを製造・販売する老舗だ。
ウォーキングに出かける時に通る道に案内板があった。
町内には歴史ある寺や神社があり、大阪市内にあっても緑豊かだ。baby達がよく遊ばせていただいた。神社は春になると大相撲九重部屋が大阪場所の宿舎になる。最近では高層マンションが建つ街へと変貌しつつある。
そういえば、公園や駅前に団体が集合して「街歩き」に出かけているが、この辺りを巡っていたのかもしれない。
もう少し歳をとったら、歴史に触れながら歩くのも良いかもしれないが、今は「内臓脂肪」を減らすことばかりに集中している。