時代小説を読む
たまたま手に取ってしまった、という言い方がふさわしいかもしれない
なかなか読み進めらなかったが、出された食べ物は残さず…ではないが一旦読み始めたものは最後まで
という自分なりのマナー?でチャレンジした
 
 
内容

「親分、心など捨てちまいな、邪魔なだけだぜ」たった独りで、人の世を生きる男には、支えも、温もりも、励ましも無用だ。武士と遊女の心中は、恋の縺れか、謀か。己に抗う男と情念に生きる女、死と生の狭間で織りなす人模様。

 

 江戸時代の「己に抗う男と情念に生きる女」というテーマだろうか

共感できる部分が少なく、そんな時代だったのかという異文化学習をした気分であった


 鬼籍に入った叔父は親子三代の「江戸っ子」であったが、何となくその気質と通じるところがあるとも感じた

交流は少なかったが、今思い出せば、母方家族の価値基準は「いなせ」であったような気がする



 大学生の頃、東京の母の実家叔父の家に訪れ家を辞する時の叔父の言葉は

「手ぶらで帰らせる訳にはいかねえ、ゆっくりしていきねえ…」

と時代劇の世界に入ったかのような気分になった

 大阪人である父方の親族の雰囲気とは違っていた

大阪で育ちながらも母方の影響?を受けていた私は周りから、

「かっこつけている」

と取られていたような気がするが、これも異文化交流であったのかもしれない(笑)

そんな事を思い出しながら読了した