コロナ禍の頃の特殊な環境を思い出させる物語を読む
世の中は緊急事態宣言、まん防、そんな言葉で溢れ世の中は暗かったが
 マスクを着用することすら最近では忘れてしまっていた
 
 

 
内容
 大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は―「違う羽の鳥」
 調理師の職を失った恭一は、家に籠もりがち。ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣に住む老人からもらったという。翌日、恭一は得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れると―「特別縁故者」
 
 渦中の人間の有様を描き取った6つの物語
 
 コロナ禍では、確かに夜の街に人通りが消えた(私はウロウロしていたが…ごめんなさい)
 そんな中で偶然の出合いがミステリアスな展開になる
 私も40年ぶりの再会があった、決してミステリーではないがここでは書きづらい内容かも(犯罪ではない)
 多くの人が消え去ると、一人ひとりがフォーカスされ偶然が生まれる
 
  人々は不要不急の外出を控える事が義務になり、飲食業界にとっても暗い長いトンネルに入るような出来事であった
給付金に纏わる詐欺事件も多発し、コロナに感染して苦しむ人々を救う医療従事者の苦難も続いた
 不寛容な人々が起こす出来事も多く我々はお互いに傷ついたそんなコロナ禍ならでは起きるかもしれない出来事を描かれた
 
今では街には人通りが元通りになってきたが、寛容な世の中になれたのだろうか