終戦記念日が過ぎ、あるTV番組を観た
 両親は戦中戦後に生きた、そして二人とも進駐軍の仕事に関わっていたが

鬼籍に入った二人から多くを聞けなかった

 その時代の日々に触れるような気がする内容であった
 
 
内容

 オランダに暮らす写真家のマリアンは、家族の“忌まわしい”過去を発見した。マリアンの祖父、ブルース・エルカスが撮影した太平洋戦争の写真だ。激戦地・硫黄島に並べられたアメリカ兵の遺体や頭髪が残ったまま残酷さらされた日本兵の頭蓋骨。さらに、占領下にあった進駐兵向け「慰安施設」の内部とみられる、極めて珍しい写真も含まれていた。残された1000枚の写真は、79年の時を超え、私たちに何を問いかけているのか辿る。

 

 
 全てに翻弄された、微笑む捕虜達を取り囲むアメリカ兵と祖父カメラマン
彼女は祖父の彼が何を体験したかを調査した
 
 
 
 記録していたのは硫黄島のあの有名な写真ではなく、残酷な、また、戦いに疲れた兵士の写真だったようだ
 
 
 また、占領下の日本の写真も多く
その中でも慰安施設の写真は衝撃だったという
 特殊慰安施設、生活苦で集められた女性達が写されていた
 
 
 これらの写真撮影に関しては、侮辱的で、女性を無理に笑わせているなど、厳しい批判的な意見が専門家から寄せられた
 それでも自分に優しかった祖父がどんな気持ちで家族に写真を残したかを調べたい気持ちが強かった
 彼女は親族と共に慰安婦達に敬意を示すためにも公開すべきだと決意していた
 
 人はどうしても自分の見たいものしか見ようとしないし、都合よく判断してしまう
 報道は人の気持を動かせる、そして真実を伝える難しさと勇気がいると改めて感じさせられた