七夕だがロマンチックが足りない
本籍地の話

この辺りかな

私の本籍地は市内の「新町」という場所で今は誰も住んでいない公園だ

産まれは東京「新宿」なのだが、

そこは父の子どもの頃住んでいた場所が、戦争で空襲の延焼を防ぐ為に立ち退きになり本籍地としてそのまま残した

そして父の「想い出」として私の本籍地になっている

その父が大阪の地名をよく語ってくれた

この本を読み色々思い出した


内容
大阪には、歴史や文学の舞台となった地、「天下の台所」を支えた市場、難読地名など興味深い地が数多くある。大阪在住の著者が、その一つひとつを丁寧に訪ね歩き、大阪の新たな魅力を探る。 

その中の一例を挙げてみる



船場

船場言葉や、船場商人の哲学を父はよく語っていた

「糸へん」の町

父の勤めていた会社があるが、繊維問屋街の繁栄から苦境を目の当たりにしてきた


読み方が難しいものが多い町名


道修町(どしょうまち)

谷崎潤一郎「春琴抄」の舞台、今は世間を騒がせている製薬会社があるが


立売堀(いたちぼり)

材木の町から金属・機械工具の町に


松屋町(まつやまち)なのだが、大阪の人はマッチャマチと呼ぶ

今でも花火を購入するオモチャの町


地名を通して忘れていたことを懐かしみ、知らないことが沢山あると再認識した


父が持っていたレコードでジャズと出会った

お酒を好んだ父に献杯