2021年本屋大賞受賞作品で映画化された物語を読む



内容
自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。 ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。 貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。
 
ヤングケアラー、児童虐待、女性差別、LGBDQ、等を扱いかなり重い内容を若い登場人物が奮闘努力?することで、比較的読みやすくしていると感じた
こんなに苦しんでいる人同士が絡み合う偶然があるのかとも思ってしまう       確かに同じ苦しみや問題を抱えた者同士が惹きあう事はある
自分が苦しんでいる時に支えてくれる人は「痛み」を体験したり理解してくれる人だからこそ寄り添えるに違いない
助けを求めている人の真の声を聴く事は難しい
 

 

傾聴します