極道を越える極道?

右も左も腐れや狸や…

「業界用語」が多くて少し分かりにくい(笑)がノリで読む物語

 

 

内容

堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。不動産業界に拾われるも、暴力団と揉めて腹と尻を刺され、生死の境をさまよった。左下肢の障害が残り、歩行に杖が欠かせなくなる。シノギはなくなり、女にも逃げられる……。救ったのは府警時代の相棒、伊達誠一。伊達は脅迫を受けたパチンコホールのオーナーを助けるため、堀内に協力を求めてきた。パチンコ業界――。そこには暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩がうごめいていた。堀内は己の再生も賭け、伊達とともに危険に身をさらしながら切り込んでいく。

 

実際に大阪府警とパチンコ業界にあった癒着問題もストーリーに絡む

そして本当にいそうな警察OBや市井の人々が登場し、ご近所やミナミや新地のいつもの背景で描かれる

中心人物の二人の会話は軽妙で面白いのだが、品の無さに少々疲れる(学生時代の気分に)

近年パチンコ店が閉店しているのを見かけるが、約14兆円の市場規模だそうだ

偶然知り合った女性の実家はパチンコ店を経営していて裕福な生活をしていた

もう何十年もパチンコ店に入ったことがないので遊び方もわからない

以前は「パチンコはしない」と話していると驚かれたが今なら普通なのかもしれない