”命は誰のものか”という重要なテーマを、鮮烈なエンターテイメントに仕上げ、第57回吉川英治文学賞・第64回毎日芸術賞をW受賞した原作をドラマ化

 
 
内容
派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。アメリカの生殖医療エージェント「プランテ」日本支社で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに二人の子を産んでくれる「代理母」を探していた―。
 
非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性の切実な思いは
お金無さすぎて生きづらい…
片や子どもがどうしても欲しいセレブ夫婦
「代理出産」するリキは依頼主の夫が行動を束縛しようとする事に自暴自棄になり他の男2人と関係を持つが、妊娠した子が誰の子なのか不安になる

妻は自分の才能を受け継がせることばかりの夫に反発する


新技術と経済・ジェンダー格差が交差するとき、恩恵を受けるのは男性だ
物語中、「女ばかり苦しむ…」というセリフが何回も出てくる
弱者が守られる世にならなければ…
身勝手なセレブ夫婦の態度が際立ち
「私は機械ではない」と心から振り絞り、最後は「女はいい」と語る石橋静河の薄幸な演技が真に迫っていた
 子どもを産む母親の愛情は格別だ