第170回直木賞候補作

一枚の不思議な「絵」から始まる運命のミステリを読む


内容
生きるために描く
それが誰かの生きる意味になる

ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員・守谷京斗は、異動先で出会った吾妻李久美から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。しかし、絵の裏には「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで画家の素性は一切わからない。二人が謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた

登場人物の相関図が欲しいと思った
大勢の人物が長い年月の出来事に登場し、しかも色々繋がっていた
一気読みできずに比較的時間がかかって読んだが、一人ひとりの情報量が多く作者の意図するところを読み取れなかったと思う