第二次世界大戦後、ナチス・ドイツを裁くニュールンベルグ裁判では「戦争犯罪」は組織でなく個人の責任であるとされた
そして日本も同様だった
子どもの頃観た記録映画で、被告人に判決の言い渡しの場面がとても印象に残っている
「…東条英機、guilty by hanging …」
淡々と死刑を受け止める被告人が不気味であった


アメリカなど11か国が裁判官と検察官を務めた東京裁判は、日本の戦争指導者の責任を追及する様子を世界に発信するため、照明など撮影に万全の体制を整えた法廷で行われた。被告人25人のうち7人に極刑が言い渡された。傍聴していた作家・川端康成は、「劇的な人間の生と死との分れ目を私は眼前に見て、深く打たれるものがあった」と記している。東条英機、広田弘毅など戦争指導者が裁かれた東京裁判の2年6か月をたどる。

東条英機が首相であった時、神宮外苑での雨の中、学徒出陣の悲しい光景が思い出される



戦後の極東軍事裁判で文官としては唯一のA級戦犯として有罪判決を受け死刑となった。
彼の夫人は自殺し、息子は弁護人になり、娘2人は2年の裁判を欠かさず傍聴した
それは父親の政治家としての責任を家族として共に負うためだったようだ


勝者が一方的に裁いた判決にも感じるが政治家やリーダーが戦争を起こした責任を追求できたとも思える
(相手にも責任があると思うが)
番組の最後、政治家の責任の重要性と国民が無関心であることの反省を訴えていた
重い番組であった


真面目に反省会