私の祖父は慶應出身でかなり変わった人であった
文学部で詩集を出したかと思えば、昭和の初めにダンス教室を開催し色々遊びがたたって家業は倒産
随分ふざけた格好のモノクロスナップ写真がのこっているが、それはまた父にも似ている
結局孫の私が一番真面目(個人の感想です)家計を傾かせるのは似ている
慶應出身者は大勢いるからだろうがユニークな方が色々いる
その一人がこの著者

内容
まっとうな彼氏がいて、ちゃんとした仕事があり、昼の世界の私は間違いなく幸せ。でも、それだけじゃ退屈で、おカネをもらって愛され、おカネを払って愛する、夜の世界へ出ていかずにはいられない――「十分満たされているのに、全然満たされていない」引き裂かれた欲望を抱え、「キラキラ」を探して生きる当時の女子たちを描く。
※カバーモデルは著者

著書の経歴が凄すぎて…
両親とも大学教員、実家は鎌倉、絵に描いたようなお嬢様
横浜・新宿でキャバクラ嬢として働き出し、銀座のホステスもして、アダルトビデオのスカウトとの交際をきっかけに慶應義塾大学在学中にAVデビュー
慶応から東京大学大学院を卒業後、
日本経済新聞社に入社。都庁、総務省記者クラブなどに配属され、地方行政の取材を担当する。

2022年(令和4年)には小説『ギフテッド』で第167回芥川龍之介賞候補に推される

筆者は世の中を斜めに観ていて微妙に面白おかしく描いていて、何かしら人生を達観しているように感じる
彼女の退廃的破滅的な暮らしぶりは、十数年前の自分を思い出したので次回書く
今話題になっているホストクラブの売掛問題もこれが書かれた10年前に既に登場している
筆者は一般男性が聴くと驚くような結婚観を仲間と軽く語り合う、「年収か顔か?」など
世間から見て困難そうな進学や就職、しいては転職、何でも簡単にできてしまう方がいるものだ

よく読ませて頂く海外在住ブロガーの方もよく似た感じ?でいらっしゃるが、いずれ自叙伝を書いて頂きたい
最近は帰国されたようだが…

give me the simple life♪


若い頃はキラキラが好き