私はご近所付き合いが苦手
挨拶もそこそこに話もしたことがない
2軒離れた住人の名前も不確かで、違う場所で会ったらまず解らない
そんな感じの人も登場する物語を読む
内容
とある町の、路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。
そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。
自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。
住宅地で暮らす人間それぞれの生活と心の中を描く長編小説。
あまり良好とは言えない近所同士
しかし、事件をきっかけに問題を抱えた各家庭や個人が良い方向へ向いていく
終盤の、伏線が回収され化学反応が起きていく様子が痛快
やはり皆で協力し合うイベントがあればお互いに助け合う雰囲気ができるかもしれない




