青春時代、若さ溢れる頃に友達と学校生活を楽しめる人は幸せだ

内容
第169回芥川賞候補作に選ばれた
修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がる
高校時代が一番楽しかったという声が多いが、我が身を省みると高校時代は暗黒時代
自由な校風が流行り始めた時代に、母校は「質実剛健」であった
街中の学校であり学校周辺の喫茶店は全て生活指導の先生は掌握し、
我がラグビー部員は顧問であった生指の先生の手先になり、一番捕まる候補が体制側(笑)
文化祭では全校生徒が集会をして楽しんでいた時にラグビー部は大会に向けて砂場でタックル練習
修学旅行ではラグビーボールを持参し、朝から練習する
大凡浮いた存在で学級での所属感無し
そんな自分と比べると物語に登場する高校生は自由そのもの
友達をよく観察し会話を楽しみ、
あらゆる機会を捉えて若さを体感している
主人公は修学旅行の小さな冒険を通して自分の生き方を改めて見直す機会となり支え合う仲間を見つける事ができた
時には残酷な行動を取る者もいるが、支え合い助け合える仲間と過ごせる時間は素敵な想い出になる
そんな関係を羨ましく思い、
失った「高校時代」を改めて振り返った
