両親を送り数年経つが二人の若かりし頃の話は殆ど聞けずに今に至る
知ろうとしても手段がなく後悔している
どんな時代を見てきたのだろう
そんな思いになった一冊

内容
昭和二十七年。何の前触れもなく姿を消した恋人…末期ガンの母に代わって消えた男を捜す娘は、いつしか母の想いに自分の恋を重ねはじめる。函館の街を舞台に、時代を挟んで向き合う二組の恋人たちの行き着く先は
歳を重ね親が通った道を歩いているようで、若い日の自分にはまだ気付けなかった事が今更に腑に落ちる
もう一度親と話してみたい
目の前の人の考えや暮らしに目を向ける事も足りないかも