ほんまかいなの連続であった物語を読む

事実は小説よりも衝撃的かも

 

内容

外の世界に憧れた少女は、ある夜、祖国と中国を分かつ河を渡る。それが想像を絶する苦難の旅の始まりだとは思いもせずに−。17歳で北朝鮮を脱出した少女が駆け抜けた、覚醒と成長の旅路を綴る。

 

一気読みした

謎に包まれた北朝鮮の市民の生活に触れることができた

色々と話に聞いていたことの裏付けやまた全く知らなかった生活に驚いた

身分が51階層に別れていてどんなにがんばっても上の階層にいけない人達もいる

食べ物に困る大勢の人は寄付を強要される学校に来なくなる

戦争中の日本とよく似ていて隣人がルール違反を政府の機関に告げ口する

しかしルール違反も賄賂次第で許される

そんな国を冒険心で飛び出した未成年のヒロインは多くの人に裏切られ助けられる

生き抜く強い心を持つ人は周りも引き込み奇跡を呼ぶ

北朝鮮→中国→ラオス→韓国 身分証明証もなく大移動する

家族を異国の刑務所から救い

全く知らない人に大金をもらったり、裕福な男性に力を借りたり…正に命がけの行動をやりとげる

 

 

強く願う気持ち、やり抜く気持ちは幸せを呼ぶのだろうか

しかし韓国へいっても学歴競争社会で仕事に恵まれず、馴染めず北へ戻りたくなる脱北者も居るようだ

 

こちらは日本で強い欲望を持つがなかなか幸せになれない