気が付いてたら二回目でしたシリーズ
安定の原田マハを読む
内容
香田陽皆は、雑貨店に勤める引っ込み思案な28歳。 地元で愛される洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との四人暮らしだ。
生き方に調子に乗っていた頃(今では…)芦屋、夙川、宝塚方面へドライブしていた
いつも立ち寄るパティスリーがあり、途中に通りががるスーパーもよく似て描かれている
そんな街を彷彿させる物語で関西有名大学 K大やM大生、卒業生が登場して身近に感じる
主人公が帰宅するときに駅から自宅までの景色、四季を楽しむ姿は生活の豊かさを感じる
彼女の母はキンモクセイが好きで引っ越しした先にも元の家から植え替える
私が子どもの頃住んでいた家にも母のお気に入りのキンモクセイがあり「香り」が思い出だ
私には実現できなかった「丁寧な暮らし」を大切にする人々が羨ましい
「どんなに忙しくしても、帰りたいと思える家」という願いは多くの人が思い描くだろう
忙しく感じていた頃は時間に追われ次の予定ばかりを考えていた、家で食事するのは月に数回、そんなに頑張らなくても世の中は回っていたはず
人の笑顔を楽しむ暮らしがいい