雨のおかげで地熱が少し冷めたかも
自分にとっての楽しい場所も他人の楽園とは限らない 
 
 


イチジクとマンゴー、ヤギのチーズの組み合わせがいい


お連れ様といただく泡も


スタッフといただく泡も
私には楽園


誰もが人生において「楽園」を追い求めながら生き、それゆえに諍いが起き、傷ついてしまうという映画 難しい重い内容を観る

 

 

内容

12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独な豪士(綾野剛)と出会う。そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をきっかけに、村八分にされてしまう。

 
人それぞれの「楽園」があって、その土地にはそこのルールがあり、特に地方へ行けばその縛りが厳しいように思う
宮尾登美子の小説にも町と村の暮らし方、生活の仕方の違いに戸惑い苦しむ人の姿を著わしていた
この物語では村の暮らしを守るために犠牲になった、またははじかれてしまった人の心情を暗く重く描いている
極端なとらえ方をすると、他人の事に一切干渉しない都会の暮らしと比べると他人の事を家庭ごと受け入れ、助け合う田舎の暮らしなのだが一旦ボタンを掛け違うと住みづらくなる
人の命が奪われても気づかない都会の暮らしと玄関に鍵をかけないで誰もが勝手に入り込んでくる田舎の暮らし
どちらも苦しい