ラグビーの第55回全国大学選手権決勝が昨日、東京・秩父宮ラグビー場であり、
明大が天理大を22―17(前半12―5)で下し、22年ぶり13度目の優勝を果たした
今までの優勝回数は早稲田大学15回につぐ13回目の優勝回数
天理大学残念無念
練習試合では負けたことがなかったらしい
大阪から出向いた知り合いの三人も選手に混じってグラウンドサイドにいたが夜には帰阪していた、お疲れ様
私が現役の頃、明治大学には野球の島岡監督と共に名物監督の今は亡き北島忠治監督がいらした
大正14年明大3年の時相撲からラグビーに転向。昭和4年卒業と同時に監督に就任。6年全国制覇。監督通算67年に及び、この間51年日本選手権優勝、大学選手権優勝11回、対抗戦グループ優勝11回を数える。
※画像借りる
高校で共にプレーし早稲田ラグビー部に進学した同期から聞いた話では
明大ラグビー部員達は北島監督は「押せ!」としか言わないので花園の全国大会で活躍してきた彼らにとってはどちらか言うと監督の言葉を軽く見ていたらしい
しかしとその言葉の持つ重みが段々体感できて卒業する頃になる「ありがたさ」が判ると話していたことが印象的であった
確かに同じ言葉でも発したその人の持つ人間性、人格で伝わり方は異なると思う
北島監督が若かりし頃、寮に部員が何か不祥事を起こし、ヤクザが押し掛けてきた時に
日本刀を抜いて選手を守ったと聞く
「人材の墓場」とまで言われ、有名選手が居ながら勝てなかった時代が長く
22年ぶりの優勝、その間私がラグビーから遠ざかっていたこともあり随分色々な事を思い出させてくれた優勝であった
明大ラグビー部の礎を築いた北島忠治元監督は、
『前へ 僕が明大ラグビーに求めたもの』という本の中で次のように語っている
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「長い人生だから数多くの障害物にぶつかるだろう。
かわすことによって乗り越えられる障害物ならいい。
しかし、本当に大きくて深刻な問題と直面した時は、体当たりで乗り越えていくしかない。
それには常日ごろから、何事にも体当たりで進むように心がけていなければならないと思うんだ。
いつものクセでかわしてやろうなんて思っていたら足をすくわれて、きっと痛い目にあうだろう。(中略)
とにかく“前へ”。ためらわずに“前へ”進め。
それはつらく長い道のりかもしれないが、ゴールへの最も近い道であると僕は確信している」
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当時のもう一人のラグビー名物監督、早稲田の大西鉄之助先生との想い出を次回語らせて欲しい(笑)
昨日の罰ゲーム?ランチ
1人では入れない店へ「前へ!」