数回目の新年会を終える
昨日読んだのはカズオ・イシグロ
探偵が主人公なのはイギリス的なのか
ディケンズの小説を読んでいるような感じがした
1900年代初めに謎の失踪を遂げた両親を探し求めて、探偵は混沌と喧騒の街、上海を再訪する。現代イギリス最高峰といわれる作家が失われた過去と記憶をスリリングに描く物語。
物語に突然現れる人物達
そして後から人物像の説明が加わり登場人物の会話文が多く、そこから作者の思考が伝わってくる
当時中国を植民地化を狙い、進出していた英国のアヘン輸出を批判的な視線で物語は展開し
戦争中の上海の描写では残酷な描写が淡々と描かれる
何年も前に失踪した両親がまだ居てて当たり前のように考える主人公
カズオ・イシグロの世界なのだろう