二人の羽生

一人はあの重圧、怪我をはねのけ見事2連覇したスケート選手

圧巻の演技、どんな精神力をしているのだろうか、強い!

 

もう一人は将棋、二人は読み方は違うが羽生

将棋の第11回朝日杯オープン戦準決勝、羽生善治竜王(47)対藤井聡太五段(15)が17日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、藤井五段が勝った

 

若者達が活躍びっくり凄い時代だ

 

そんな若い人が活躍した日に読了

孫が祖母を介護する

二人の結びつきに「生」を考えさせられる

 

 

俺はいつも、「オバアチャン、オバアチャン、オバアチャン」で、この家にいて祖母に向き合う時にだけ、辛うじてこの世に存在しているみたいだ。第131回芥川賞受賞作。

 

ラップを唄う雰囲気で介護の在り方を作者の視点で書き連ねる

介護士の接し方では

「どのような相手であろうと誠実に接すること、諦めは己の目蓋を塞ぐ

介護士の至らぬ何かが被介護者を不快にされた時、

その不快をはらい果たせるのは己以外はないと肝に銘じ腹を括れ」

作者が介護する祖母と向き合う中での気持ちに触れる言葉に迫力を感じる

「長生きしてくれと思う日々の甲斐甲斐しさの裏でふとこの生活がいつまで続くかと青ざめる」

介護をしようとしない親戚、マスコミに対する強烈な批判も真に祖母を愛し続けたからこそできるのであろう