今までスポーツ番組を観なかった私がラグビーワールドカップのおかげで朝TVをつけるとスポーツチャンネルになっていた(*^▽^*)

たまたま見た番組はFIFAワールドカップトロフィーの受難の歴史であった

最初のトロフィーはFIFAワールドカップを企画した当時のFIFA会長ジュール・リメが寄贈したため、その名を冠しジュール・リメ・トロフィーと呼ばれる



当時、ヒトラーが国の威信を賭け大会に臨んだが優勝はイタリアチーム

第二次世界大戦中、カップはイタリアのローマに保管されていた
1943年にイタリアが降伏すると、ローマを占領したナチスが金採取の目的で捜索した
しかし、盗難の危機を察知したイタリアチーム関係者が自宅のベッドの下に靴の箱に入れて命掛けで隠し、難を免れた

2回目の受難は最初の盗難
1966年、イングランド大会の前に行っていた展示期間中のことだった
盗難の直後にイングランドサッカー協会に金銭を要求する脅迫状が届き
男が逮捕されたがカップは見つからなかった
しかし数日後、ロンドン郊外のある一般住宅のピクルスという子犬が
自宅の庭で新聞紙に包まれたトロフィーを発見し、事なきを得た
この子犬は一躍ヒーローとなり、1年分のペットフードが贈られたり、映画に出演したりするなどしたという

3回目の受難は2度目の盗難
3回優勝したブラジルに永久譲渡された後の1983年に起きた
当時のブラジルは政治・経済の混乱期で犯罪が多発していた
必死の捜査にもかかわらずトロフィーそのものは現在も見つかっていない
公式にはもう溶かされたらしいという発表がなされたが、イタリア人の富豪がカップほしさに購入したという説や、アルゼンチン人の妬みによる犯行という説まである
そのため、現在ブラジルに保管されているのはレプリカとなっている

ブラジルへ永久譲渡された後、新しいトロフィーのデザインが一般公募され、この最優秀デザインを元にイタリアの彫刻家であるシルビオ・ガザニガが再デザインし、ミラノの工房にあるGDEベルトーニ社によって作られた[6]。マラカイト装飾入りの18金でできており、高さ36cm(14インチ)、重さ4970g(11ポンド)と、初代のトロフィーより大きく重い
このトロフィーは1974年の西ドイツ大会から使用されるようになったが
2002年の日本・韓国大会までにおいては、次回大会までの4年間を優勝国・地域が保管し、次回大会の開会式の時に返却した後にレプリカが授与された

こうして世界の、特にサッカープレーヤーの夢の夢のシンボルは受け継がれている