
奴隷の子供として育ったセシルは目の前で白人の主人に父を殺された過去を持つ
農園を脱出し、放浪の末、ホテルのボーイとして働き始めたことをきっかけに、
彼の勤勉さと接客が気に入られてスカウトされ、
やがてホワイトハウスの執事としてアイゼンハワーやケネディら
歴代大統領の元で働き続ける
妻グロリアとの間に二人の息子にも恵まれたが
黒人への人種差別問題が根深く残る時代、白人の下で働く父に反発し、
大学に行かず公民権運動に熱中する長男のルイスとの確執が深くなる
「キューバ危機」「ケネディ暗殺」「ベトナム戦争」ホワイトハウスの中で
激動の時代を間近に見てきたセシルだが、
彼と彼の家族もまた波乱の運命を辿る事となる
大統領役に ロビン・ウィリアムズ、ジョン・キューザック、アラン・リックマン
大統領の妻にジェーン・フォンダ
なかなかの配役
彼が仕えたそれぞれの大統領の個性や人間臭いエピソードの数々には親近感を感じられる
そして当時避けては通れない公民権運動に積極的に関わった長男との確執が物語の核となる
