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ウメの花が咲いていた昨日
ネットで映画を観る

太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」の史実をもとに、戦中から戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を描く。さまざまな資料を基に映画オリジナルの登場人物として生み出された「雪風」艦長の寺澤一利を竹野内豊が演じる。

子どもの頃は戦争映画をアクション映画として観ていたが、中学生くらいになると歴史と結びつけて観るようになり、大人になるにつれ命の尊さを感じだし批判的な視点が加わるようになってきた。
昔からアクション重視の戦争映画もこの映画のように人を救助する事を視点にしていて、時代、価値観の移り変わりを感じた。
ただ、残念ながら史実を軽く(ナレーターの口調も軽く)流していたので、当時の人々の苦悩や無念さ、物語の深みは感じられなかった。


NHK映像の世紀バタフライエフェクト「激動 アジアの隣人たち 台湾 130年の傷痕」のアンコール放送を観た。
直近台湾についての話題が増えてきた。そもそも台湾はどういう歴史を歩んできたのかを知る。
親族に台湾総督府で働いていた人が居たので、子ども心に台湾を身近に感じていたが、そのうちに関心が薄れていた。
自身の知る中国は蒋介石の台湾、毛沢東の中国というあたりで停滞していて、その後、台湾の国連脱退、日中国交成立は学校でさらりと軽く学んだ程度だ。
そして前職での台湾大阪弁事処との交流で、台湾の人々の国の存亡の危機感を肌で感じ、如何に多くの日本人は平和な生活に甘んじているかを知らされた。
番組では台湾の複雑な政治情勢、内省人、外省人のそれぞれの歴史的悲劇を伝えていた。
番組の締め括りには
元台湾の閣僚は台湾は高度な経済発展を続けていくことが台湾の存亡の鍵となると語り、
現在国交があるのは僅か12カ国、貿易相手国は190カ国だそうだ。
50年前に台湾は「アジアの孤児」と言った台湾の作家、呉濁流は、
歴史は悲観する必要はない、人間の社会は歪められた政治のために、犠牲にされた幾多の人間が下敷きになって初めて前進する。しまいには必ず人類の望む明るい方向へ流れていく、
と記している。
それは我々に哀しいながらも勇気を与えてくれる示唆だった。
























