未来の医療 | こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

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あたまとこころとからだをテーマに
日常生活や診療での気づきを綴ります.

みなさん、こんにちは。

こころとからだを癒す

茂原の医師

永野 修です。

 

「未来の医療を想像してみる」

が今回のテーマです。

     

みなさんは

コロナウイルス感染症の

パンデミックを前後に

世界が変わる、

と見たり聞いたり

していませんか。

 

それならば

みなさんは

自分の世界がどのように

変化すると思いますか?

 

それは

望ましい変化?

それとも

好ましくない変化?

どちらでしょうか.

 

僕は

自分の世界(医療)

はどう変わるのだろうか

と考えを巡らしてみたのですね。

 

併せて

この3月25日から

通信機器が

5G(第5世代移動通信システム)へ

順次移行して超高速大容量通信が

可能になりますし、医療のあり方も

大きく変わっていくのでは

ないだろうかと考えました。

 

その考えの中で

僕は近い未来、

医療はこの3つの点で

変化が出てくるように思っています。

 

1つ目は

「病院に通院しなくても良い未来

=遠隔診療の発達」

 

現在も離島など地理的な条件で

通院が困難な場合などには

遠隔診療(オンライン診療)が

保険診療として認められています。

これが、一般診療にも

普及していくことになると

思っています。

 

通信媒体は

スマホやタブレットを使って、

Zoomのような画像と音声を

同時に通信できるアプリを

利用して、モニター越しに

患者さんと会話をします。

 

もちろん

聴診や触診はできませんので

初診の患者さんではなく

定期的に病院へ通っていて、

病状が落ち着いていて、

主に簡単な診察と

内服薬を処方されている

患者さんが対象になるかなと

思っています。

 

例えば

 

「○時○分~△時△分までが

 診察時間になりますので、

 その時間はスマホやパソコンなど

 の通信機器の電源を入れて、

 モニターの前に座っていてください。

 時間になりましたら、病院から

 連絡しますので、そこから診療が

 始まります。」

 

このような通知を事前にしておいて

おそらく場所は

自宅が多いと思いますが、

スマホがあれば外出先でも可能ですね。

 

そして

 

患者さんは自宅から病院へ

移動する必要がないので、

準備にかかる時間は短いし、

家族が仕事を休んで患者さんを

病院へ連れていく必要もない。

 

さらに

自宅にいるならば

病院の診察室と違って

緊張せずに、気楽に医師と

話ができるかもしれない。

(モニター越しの会話に

慣れることが必要ですが)

 

「先生はパソコンばかり見ていて、

こっちを見てもくれない」

とか

「先生は

お腹に湿疹ができているって

いっても、

大丈夫でしょうの一言で

診てもくれない」

 

なんていう患者さんの声を

聞くこともありますが、

 

モニター越しでしたら

必ず顔は見るでしょうし、

もしかしたら

自宅ですから患者さんも

恥ずかしがらずに、服をまくって

お腹の湿疹を見せちゃうかも

しれない。

 

そんなふうに面白おかしく

考えたりもしていました。

 

そして

このモニター越しの

遠隔診療に加えて、

 

スマートウォッチなどを使って

脈拍、血圧、体温、運動量などの

患者さんのデータが

24時間365日、医療者のもとへ

送信されていて、そのデータを見て

医師が診察してくれるとしたら

(いわゆる血圧手帳の代わりに

なりますよね。むしろそれ以上に

身体の多くの情報が把握できます)

 

現在の医療のように

病院で血圧を測って、

医師と数分間の問診をして、

それで3ヶ月分の薬を処方してもらう。

そして3ヶ月後に再診の予定を入れる。

 

それと比べても遜色がないように

思えてしまいます。

 

むしろ

本人も家族も

一日がかりだった病院通いが、

自宅に居ながら

数十分で終わるのであれば

とても効率よく時間が使えますね。

 

そして

この遠隔診療が広まってくると

病院の役割が変わってくるかも

しれません。

 

それは次回のブログで書きますね。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

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