スカイ・クロラ The Sky Crawlers | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の世界的クリエイター、押井守が豪華スタッフ・キャストとタッグを組み手掛けた長編アニメーション。原作は、ベストセラー作家・森博嗣による同名人気シリーズ。平和を実感させるための見世物として“戦争”が行われている世界を舞台に、思春期の姿のまま戦闘機のパイロットとして永遠に生き続けることを定められた“キルドレ”と呼ばれる者たちの運命を叙情的世界観で綴る。
 現代に似たもう一つの世界。平和を享受する人々は“ショーとしての戦争”を求め、それがビジネスとして成り立つ時代となっていた。そんな中、戦争請負会社のロストック社に所属する戦闘機パイロット、カンナミ・ユーイチはヨーロッパの前線基地、兎離洲(ウリス)に配属される。しかし、彼にはこの基地に赴任する前の記憶がなく、分かっているのは自分が思春期の姿で成長をやめ、空で死なない限り生き続ける宿命にある“キルドレ”であることと、戦闘機の操縦法だけだった。そしてユーイチは、ミステリアスな女性司令官クサナギ・スイトに惹かれていく。彼女もまたキルドレのひとりで、かつてはエース・パイロットだった。一方、彼らの戦況は、“ティーチャー”と呼ばれるラウテルン社のパイロットに翻弄され、日増しに厳しくなっていくのだが…。

押井監督作品なので少し身構えて鑑賞したが、直に伝わってくるようなセリフと、分かり易い言葉を使うキャラが出てくるので、それほど難解な映画ではなかった。(押井監督らしくないなと思ったら、脚本監修が行定勲なのね。)まぁそれでも万人向けではないので押井監督作品が駄目な方は辛い映画だろう。

元レンタルビデオ屋店長の映画感想-スカイ・クロラ2
商業的に成功させるためか声優に有名人を起用したが、こんな哲学は難しいと思う。興収悪かったみたいだし。商業的作品と押井作品は、相反するものだとは思うけど。変に成功させようとしているようで中途半端さがある気がする。こんな監督にこそ、全ておまかせ状態でマニアックな映画撮って欲しいんだけどな。

元レンタルビデオ屋店長の映画感想-スカイ・クロラ
空中戦は「オネアミスの翼」を思い出す。機体も似ているし。予算が限られているのか、そこまで凄い映像ではなかった。ゲームの方が迫力がある。