いつか眠りにつく前に | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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いつか眠りにつく前に/クレア・デインズ
¥3,192
人気作家スーザン・マイノットのベストセラー小説を豪華キャスト競演で映画化した感動ドラマ。死の床にある老婦人の悔恨の念に駆られた回顧録を通して人生を見つめ直していく娘たちの姿を描く。監督はこれまで「海の上のピアニスト」「マレーナ」など多くの作品で撮影を務め、本作で監督2作目となるラホス・コルタイ。
 重い病に倒れ、人生の最期を迎えようとしていたアン。そんな死の床で長女のコンスタンスと次女のニナに見守られる彼女は、混濁する意識の中、“ハリス”という男性の名を何度も口にする。そして“ハリスと私がバディを殺した”という母の言葉に戸惑う娘たち。それは40数年前に遡る。歌手を目指すアンは親友ライラの結婚式でブライズメイドを務めるため、彼女の別荘にやってきた。そこでライラの弟バディに別荘周辺を案内してもらっていたところ、ライラの家庭に仕えるメイドの息子で医者のハリスと出会う。ライラの初恋相手でもあったハリスと次第に惹かれ合い、恋に落ちていくアン。しかし、この2人の関係がのちにアンの人生を狂わす大きな悲劇をもたらしてしまう…。

感動するというよりも“人生を見つめなおす”ような映画でした。
バディ演じるヒュー・ダンシーがとても良かった。目をウルウルさせながら心情を語るシーンは、泣きそうになった。主人公演じるクレア・デインズは、アイ~ン顔で、あまり好きではないが、強気な女性を演じる配役は合っていたと思う。

アンの人生には、後悔がたくさんあった。しかし誰でも人生に後悔などはある。2人の子供に恵まれ、「人生に過ちなんてないのよ」と娘に言えたのは、子供達が人生の支えだったからこそか。


映画の中で海とボートが印象的ですが、人生は広い海の中を彷徨って風だけが行き先を教えてくれるー。そんな感じにもとれた。