ヒトラーの贋札 | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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ヒトラーの贋札

7/11レンタル開始。

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが英米経済の混乱を企図して大量の贋札製造を行った“ベルンハルト作戦”の裏に秘められた感動の実話を、強制的に贋札作りに従事させられたユダヤ系技術者の視点から描いた戦争サスペンス・ドラマ。実際に強制収容所で作戦に関わったユダヤ人生存者アドルフ・ブルガーの自伝『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』をベースに、フィクションを織り交ぜスリリングかつドラマティックに綴る。監督は「アナトミー」のステファン・ルツォヴィツキー。
 第二次世界大戦の最中、ナチスはイギリスの経済を混乱に陥れるため精巧な贋ポンド札の製造を計画する。この“ベルンハルト作戦”のため、ザクセンハウゼン強制収容所には、世界的贋作師サリー、印刷技師ブルガー、美校生のコーリャなどユダヤ系の技術者たちが集められた。収容所内に設けられた秘密の工場で、ユダヤ人でありながら破格の待遇を受け、完璧な贋ポンド札作りに従事することになったサリーたち。しかし彼らは、自らの延命と引き替えに同胞を苦しめるナチスに荷担するジレンマに次第に葛藤と苦悩を深めていく。


第80回アカデミー賞受賞の作品。(外国語)

アドルフ・ブルガーの自伝『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』をベースに、フィクションを織り交ぜた、娯楽作品となっている。主人公もアドルフ・ブルガーではなく、サロモン・ソロヴィッチという贋作のプロ(犯罪者)が主人公。物語の脚色を付け、ドラマティックになっていて飽きる事はないが、『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』の真実の映画を観たかった。映画としても、少し中途半端な感じがあった。エンタにするにしても、アドルフを主人公にした方が、より感情移入出来る話になったんではないかと思う。音楽も良かったが、音が大き過ぎる気がした。


緊張感があり、物語は面白かったが、このような作品を娯楽にするなんて。。でも、ドイツ人がナチの映画を作ると重く、ツライ作品しか作らないので、ドイツ人が、いつもナチの事を背負っている感じがありましたが、この作品で、なんだか吹っ切れているような印象にもとれた。