アバウト・シュミット | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想
- アバウト・シュミット
- ¥3,990
- 仕事一筋のまじめで平凡な一人の男が、定年退職を機に第2の人生を歩む姿をユーモアとペーソスを織り交ぜて描くヒューマン・ドラマ。人生の終盤を迎えて大きな転機に直面し孤独と戸惑いを見せる主人公の悲哀を名優ジャック・ニコルソンが見事に表現。監督は「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」の新鋭アレクサンダー・ペイン。
アメリカ中西部オマハ。この日、勤め先の保険会社で定年退職の日を迎える66歳のウォーレン・シュミット。彼はこれまで妻ヘレンと今は離れて暮らす娘ジーニーと共に、平凡だが特に不満のない人生を送ってきた。そして次の日から新たな人生を歩むことになる。しかし、翌朝目覚めてみると、シュミットは会社中心の生活リズムが染みついていたせいか手持ち無沙汰になる日々が続いた。そんなある日、妻ヘレンが急死する。そして葬儀の準備に追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールを伴い戻ってくるのだった…。
人生映画の感想最終章。(笑)ジャックが、フツーの爺さん役で「最高の人生の見つけ方」ように夢みたいな事は無く、「最高の~」の役のジャックが、ガンにならずに生きていたら、こんな人生を歩んでいたのかもしれない。まぁアバウト・シュミットのジャックは、金持ちじゃなく、定年退職した何処にでもいそうな爺さんですが。完全に自分のオーラを消し去っているので、何処にでもいるワガママで、どーしようもない爺さんにしか見えないのが凄い。
- 盛り上がりも無く、淡々と話が進むのでリアルだ。でも少しユーモアがあったりで笑える。アキ・カウリスマキ監督に近いノリ。ラストが賛否ありますが、私は好きだな~。

