フライボーイズ | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想
- フライボーイズ プレミアム・エディション
- ¥2,953
- 3/21レンタル開始。
第一次世界大戦時、義勇兵としてフランス空軍に加勢した“ラファイエット戦闘機隊”の実話を基に、アメリカ人初の戦闘機パイロットとして活躍した勇敢な若者たちの愛と正義の物語を、複葉機による迫力の空中戦満載で描いた航空機アクション大作。主演は「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ、共演にジャン・レノ。監督は、自身も14歳で曲技飛行の免許を取得したパイロットでもあるベテラン職人監督トニー・ビル。
第一次世界大戦真っ只中の1916年。中立を守るアメリカでは、テキサスの農場に暮らしていた青年ローリングスが土地を追われ、新天地を求めてフランスへ渡る。そして戦闘機パイロットの活躍を知ると、自分の未来を懸けて“ラファイエット戦闘機隊”に参加するのだった。彼はそこで、同じように事情を抱えてアメリカからやって来た仲間たちと出会う。パイロットとしては全くの素人の彼らを、司令官のセノール大佐は温かく迎え入れる。ある日、ローリングスは訓練中に不時着事故を起こし、若いフランス人女性ルシエンヌに助けられる。彼女に一目惚れしたローリングスだったが、そんな中、ローリングスと仲間たちの初陣の時がいよいよやって来る。
- 古き良き時代の映画を観たという感じで良かった。今はアクション映画なんて全部デジタルですが、この作品はアナログでフィルムの味のある映像が郷愁を感じさせる。音楽はブラッカイマー御用達の元イエスのトレヴァーラビン。なんだか久石譲のような音楽で、大作のようなダイナミックかつ繊細な感じの曲。少々前面に音楽が出ているのが気になりますが、昔のハリウッド映画のようで(意図的?)好感が持てた。「何だか緊張感ないな」と思う方もいますが、第一次世界大戦時は、まだ騎士道精神があった時代。日本も武士道精神ががあり「バルトの楽園」でも描かれていたようにドイツ人捕虜をとても丁寧に扱い、地元の住人の交流を許されていて、ベートーベンがこのとき日本に伝えられた時代。・・そして第二次世界大戦から近代戦争の悲惨で残虐な戦争へと変わっていく。戦争に悲惨も何もないのですが、人は罪を重ねるごとに残虐になって行くような気がします。

