学校法人 興国学園「興国高等学校」を見学させていただき、理事長 兼 校長の 草島 葉子 先生と意見交換をさせていただきました。ありがとうございました。


アリーナ https://www.kokoku.ed.jp/facility/arena/


人工芝のグラウンド


全生徒が利用できるアスレチックセンター


教室・廊下


男子校の女子トイレ(男子トイレも同様のクオリティ)


公立高校との施設環境の圧倒的な違い、学校経営に対する視点の違い、生徒の学びの環境を充実させることへの想いの強さ、教職員の皆さんの明るさとモチベーション、自分たちが実践する教育を一人でも多くに受けてもらいたいという想い。

ナースセンター(保健室)


看護師と養護教諭が常駐


学校の長が、経営戦略、人事、予算、リーダーシップを有する仕組みがあれば、学校間の真の切磋琢磨が生まれ、生徒たちの学びの環境が向上し、それは生徒たちの学びの質の充実につながります。


エントランス横のスペース


調理実習室(災害時には炊き出しができるよう設計)


講義室(理科の授業等で使用)


食堂


アリーナの廊下


施設(ハード面)だけに目が向きがちですが、そうではなく、そのハード面を充実させている想いの本質や、施設面から生じる心理的影響に目を向ける必要があります。

そこに、府立高校の仕組みの壁を感じています。

また、施設へ投資し、授業へ投資し、教職員へ投資し、生徒を集める努力を行うことは、すなわち、一人でも多くの子どもたちに今よりも良い教育環境で成長する機会を提供することができます。

これが「高校が経営戦略をもつ」メリットだと考えています。

経営感覚ということで言えば、同じ投資額20億円であっても、私立学校と公立学校では、その20億円に対する考え方の違いを感じます。

たとえば、私立の理事長や校長の方々と話をすると、「本来30億円かかるぐらいの質の良いものを20億円でやった」、「20億円を工夫によって10億円になった」、「こんな教育をしたいから20億円かけた」、「この20億円は未来の生徒への投資だ」という言葉をお聞きします。

しかし、公立の校長から、このような言葉を聞くことはできません。それは、公立高校の校長が悪いのではなく、校長の想いがあっても、仕組みとして、そのような権限も実現する術もないからです。

そして、その投資財源は自ら生み出した(能動的な)ものではなく、税で与えられた(受動的な)お金という感覚になっているからではないでしょうか。

学校どうしの切磋琢磨が、今の日本教育、大阪の学校教育に必要不可欠です。その方策として、府立高校民営化 の研究を深め、議論を重ねたいというのが、僕の強い想いです。

大阪・日本の子どものほとんどが、充実した施設空間の中で、質の高い学習を受け、自らの力を高めていける学校教育を無償で受けることができる未来を創ることに挑みます。

※ 興国高校HP⇒ https://www.kokoku.ed.jp

※ 興国高校 プロモーションビデオ 5分バーション ⇒ https://youtu.be/bqmSiR7nthw

※ 興国高校 プロモーションビデオ 15分バーション ⇒ https://youtu.be/RUWb-aTDWNs



★ 府立高校民営化の手法としては、公私協力による学校法人の設立による公設民営学校や、地方独立行政法人の設立による公設民営学校、などに関して、研究・検討しています。


校舎の玄関


アスレチックセンター と プロテインバー


保護者利用も意識した おもてなし(トイレ)