世界で最も学力が高い国の一つと言われる「フィンランド」では、学校教員になる要件として、大学院2年過程の修了を意味する「修士」号の取得を課しています。
日本の場合は、修士号を持つ公立学校の教員割合は5〜15%強程度です。大学院研究科卒の教育学修士や教職大学院の教職修士に限るとさらに低くなります。
日本社会においては、学校教育の立て直しが急務だと考えます。
教員の質の向上をいかに高めていくか。
その一つの方策として、教員になるための実践教育と理論学習を徹底的に課された2年間の大学院という時間によるセレクトはあってもいいと考えます。
子どもの一生を左右する学校教育だからこそです。