本日の大阪維新の会「公務員制度改革プロジェクトチーム」勉強会では、大阪府特別参与の山中俊之さんに講師をしていただき、『大阪府における人事制度改革』というテーマでご講演いただきました
大阪府庁の人事制度は全国の役所で見ると、橋下府政の改革によって、先進的なものになっているのだそうです
たとえば、
幹部職員(部長級、次長級)給与の「定額制」
これまでは、部長級や次長級の給与月額に幅(部長級は約53万~約58万円、次長級は約41万~約55万円)があったのですが、定期昇給を廃止し、職務給の原則を徹底するため、定額制(部長級は約57万円、次長級は約51万円)を導入。
「わたり」と「一律昇格」を解消し、給料表を再編
「わたり」とは、公務員に、実際の職務の内容の当てはまる給与表の級よりも上位の級の給与を支給すること。例えば、主任である職員に、係長並の給与が支給されるといったものです。すなわち、昇任せずとも長年勤続すれば上位の級に昇給できる仕組みのことです。この「わたり」や「一律昇格」をなくすことによって、職務と給与の関係を明確にし、また、同階級の給与額の幅を縮め、役職間の給与額の「重なり」部分を減らすことによって、昇任への魅力や仕事へのやる気を引き出すことを狙いとしています。
目標管理とコンピテンシー評価による人事評価の導入、評価者研修の実施、主査級昇格試験改革
(※ コンピテンシーとは、「親密性」「傾聴力」「ムードメーカー」「計数処理能力」「論理思考」などから構成され、具体的な行動で評価するので、評価と組織への貢献度がリンクしやすくなっているとされています。)
などです。
これらの人事・給与制度の改革は、「がんばった職員が報われ、やる気を引き出す」「府民の理解と支持を得る」という、当然の姿が目指されています
http://www.pref.osaka.jp/attach/12302/00000000/HP_koumuinseidokaikaku.pdf