サウスバウンド | ご機嫌菊龍気楽な毎日

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漸く読了しました。今月頭に読み始め、8日頃には(上)は読み終えていたのですが、(下)は、ほっときっ放しにしていました。今日、20日振りに手に取り一気に読みました。
(上)より読み易く、オイラはこっちの方が好きだな。
って、両方で一つの話なのにね。
(上)は小学六年生の上原二郎というのが主人公。
へ~、今の小学生って、こんなに大人びてるのォ?と、チョット驚きました。
ウチの近所の小学生って、平和なンだナァ~、田舎だからかァ?なンて思いましたが、オイラが知らないだけで、みんなこういう経験をしてるのかも。大体は地元の小学校から中学校へ、そのまま進むワケだからね。
あっ!オイラは本の内容は勿論、あらすじも書きません。だから読んだ人にしか解らないだろうね。だからなンの事だか知りたければ本を読んで下さいね。
親に相談出来ずに、いや、した処で多分解決はせず、もっと面倒な事になると追い詰められた二郎君は、すごい行動をしちゃうンだ。
親に相談出来ないというのも、実はこの父親に問題がある。二郎君の問題に並行して、父親にも問題が起きていたンだ。
父親の問題というのは二郎君よりもっと厄介な問題だ。その所為で家族がバラバラになるかも知れないし、二郎君の将来もどうなってしまうかという様な問題だ。
二郎君は、大人の手を借りはしたが、何とか自分で決着を着けた。父親も、束縛のない伝説の楽園へ行く事を決心し、上原家は南の島へ出発する。
(下)に入ると、父親を中心に話が進んで行く。
都会にいた時には、グウタラで働きもせず社会に馴染まない父親が、急に生き生きとし働き始める。
家族から信頼の無かった父親が、突然頼もしくなるンだ。
処が、問題が発生。今度は家族だけではなく、住人全てが関わっている問題だ。
今迄だったら、家族は巻き込まれて迷惑だと思う様な事なのだが、今は父親のする事を誇らしげに思い応援する。
(上)は暗い感じに話が進むのだが、(下)は、南の島の生活を描いているので、それだけで明るく感じる。だから読み易かったのかな?
うん、誰もがこんな風に、束縛せず助け合いながら暮らせたら、争いの無い平和な日々を送れるだろうナ。それは理想ではあるけれど、実現出来ないモノじゃァない。徐々に近づいて行けば、いつかはきっと・・・