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さて、今日の本日の一枚は「乾き切った尾瀬ヶ原」です。
こちらも前回と同様尾瀬ヶ原で、同じ行程中に撮影したものです。
そして、昨年の尾瀬は例年と違う状況が多く見受けられました。
例えば水芭蕉の白い花（実際は「苞」と呼ばれる葉が変形したもの）が例年より早く咲いたのですが、その後氷点下になる日が続き、広い範囲で白い部分が茶褐色になってしまいました。
また、水芭蕉が咲き終わったあと、ニッコウキスゲやワタスゲが咲く前の空白期間が長く、例年にはない花期パターンが見られました。おそらく例年通りの日程で四季が進まなかったということでしょう。
2023年の天候
気象庁が2023年の天候について、日本の年平均気温および日本近海の平均海面水温がいずれも統計開始以来、最も高い値になったと発表。そして、WMO（世界気象機関）も2023年の世界の平均気温が観測史上最も高かったと発表したことは記憶に新しいと思います。
また、2023年8月、かつてないほどの大規模な山火事が発生し街が廃墟と化したハワイ・マウイ島や、干上がったアマゾン川など、世界各地で発生した異常高温、熱波、干ばつ、大雨、洪水などの自然災害が猛威をふるい、2023年は地球の気象状況がターニングポイントに入った年だったと思います。
最近、今の状況は火山の噴火が少ないために地球温暖化が進んでいるだけで、これから世界中の火山が活動期に入るから自然に気温は下がるよ・・などと呑気なことを仰っている先生方もいらっしゃいますが、実際に日本の気候は既に亜熱帯気候の特徴が見られると言われていますし、これで良いのかと考えてしまいます。
こちらは尾瀬ヶ原を巡った時のもの。
例年であれば湿原状の場所が、本当に乾き切っていました。
痛む心を抑えながらシャッターを押した一枚です。
FUJIFILM GFX 100S + GF 32-64mm F4 R LM WR
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この土日で今年の前半が終わります。
なんだか妙に早いですね。
後半も頑張っていきましょう。
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