FUJIFILM X100VI 90周年 Limited Edition | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

いつも Photo Life in Toyama へご訪問いただき、ありがとうございます。

普段あまり写真機材の話はしないのですが、今回はタイトル通りカメラの話題です。

 

 

  90周年 Limited Edition 抽選販売

 

最初に結論から言いますと、

FUJIFILM X100VI 90周年 Limited Edition の抽選販売に応募してしまいました。

 

X100VI 90周年 Limited Edition

 

*詳しくは以下リンクをご覧ください

 

 

カメラ

 

以下、抽選販売を行なうFUJIFILM X100VI 90周年 Limited Editionの概要です。

 

富士フイルムグループ創立90周年を記念し、「X100VI」の90周年限定モデル”Limited Edition”が登場!
カメラ本体に1934年創業当時のコーポレートブランドロゴと限定モデルの証であるユニークなシリアルナンバーの刻印が施され、限定ストラップ・ソフトレリーズボタンなどが同梱された特別パッケージ。

「X100VI」は、「ハイブリッドビューファインダー」や優れたデザインなどはそのままに、裏面照射型約4020万画素「X-Trans™ CMOS 5 HR」(*1)センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を採用。さらに、新開発の最大6.0段(*2)ボディ内手ブレ補正機能を「X100シリーズ」で初めて搭載しつつ、質量約521gの小型軽量ボディを実現。幅広いシチュエーションでの撮影にお使いいただけます。

・抽選販売の応募期間は、2月28日(木)10:00~3月10日(日)23:59まで
・注文期間:3月14日(木)10:00~3月20日(水)23:59まで
・国内での販売は90台です。

 

 

しかし、値段が高いんですよね。

 

350,900円(税込)だそうです。(応募した後で知ったのですが‥)

 

なぜ「だそうです。」と他人事のように言うかというと、たぶん抽選に当たらないだろうな‥と考えているからです。

 

でも、最近「当てたいと思って応募すると当たらない」「当たらないだろうと思って応募すると当たる」という内部ジンクスがあるので、ちょっと不安ではあります。

 

※「当たらないだろうと思って応募して当たってしまった話」の過去記事はこちらです。

https://ameblo.jp/osamu-hayashi-photo/entry-12828876659.html

 

 

  なぜ X100なのか?

 

X100シリーズの全世代機種を並べてみましたが・・

 

FUJIFILM FinePix X100

 

 

FUJIFILM X100S

 

FUJIFILM X100T

 

 

FUJIFILM X100F

 

 

FUJIFILM X100V

 

FUJIFILM X100VI

 

 

私自身はこの中で X100F と X100V を使用していました。

 

では、なぜ X100シリーズを使っていたかですが・・


それは X100は高級そうに見えないからです。

 

初めから話をしますと、私は今では風景専門のような撮影〜作品作りを行なっていますが、これはロシアの美術館に出展する際の色々な事情に端を発した話で、ほかに趣味の延長として主に海外や下町でストリートやスナップを撮っていました。

 

そして、海外でストリートを撮影するとなると、やはり大袈裟な一眼は構えたくないです。

例えばタイやカンボジア、インドネシアなどで夜の路地裏へ行き撮影しようとすると、小型で目立たないけれどよく写るコンパクトカメラが欲しい。

 

フィルム時代で言うと、例えば CONTAX T2, T3とか、古くはCanonnet QL 17とか。

そんな感じでポケットから出してスッと撮れるような。そしてある程度、耐久性もあって。

 

そんな事情から白羽の矢を立てたのが X100Fでした。

そして、X100Fは何カ国かでこんな私のわがままに付き合ってくれました。

ただし、X100Fは防塵防滴ではなかったので、ある時タイのビーチで動かなくなり死んでしまいました。

私は、いつも機材を山岳地の雨や霧、海や砂地の強風に晒して撮影するのでダメだったのでしょう。

 

そして必要性から次に購入したのが X100V。これもよく活躍してくれました。

高級そうに見えないので、東南アジアでは誰も目に止めませんでした。

 

が、そのX100Vも他の機材の元手となり去ってしまいました。

もちろんそれからX100Vを買い戻そうと努力しましたが、ご存知の通りもう購入できる状況になく。。

 

そこで、普段こうしたスナップ的な撮影に使用する機材で困っていた訳です。

 

 

  X100シリーズの良い点

 

こうした用途に限って考えた場合、過去使った2機種で良かった点は以下の通りです。

 

1.高級そうに見えない

 

これは、ブランド名が正面に刻印されていない点が大きいです。

これによって、特にブラックの場合「名も無いプラスチック製のバカチョンカメラ(死語ですね)」に見えます。

 

ただ、あまり印象が違わないように思う X-Proシリーズは海外の人から見ても高級そうに見えるようです。

ご注意ください。

 

あ、そうそう。

昔、SONYの初代α7を使っていた時、小型で安っぽく見える点を活かすため、正面のSONYマークに黒いビニールテープを貼ってより一層チープに感じるようにして撮影していた時もありました。

 

2.操作が直感的におこなえる

 

カメラ操作に関して、液晶上で設定する方が良いか・ダイヤルで設定する方が良いのか、については私は「慣れればどちらでも同じ」だと思っていますが、カメラを隠しておきサッと取り出して撮影する場面においては、ダイヤル操作の方がしっくりくるように思います。

 

それは、私が 現在 GFX100S、X-T5など FUJIFILM機をメインに使用していて慣れていることもありますが、X100Fを使用していた頃のメイン機はNikonでしたし、X100Vを使用していた頃のメイン機はCanonだったことを考えると、単純にX100シリーズが使いやすかったということかもしれません。

 

3.画質が良い

 

この画質については、様々な要因があります。

少しだけご紹介します。

 

丸ブルー定評あるセンサーを使用

 

ちなみに、私はFUJIのX機をたくさん使ってきました。

全て書くと鬱陶しいので書きませんが、例えば X-T1, X-T2, X-T3, X-T5とかX-Pro1, X-Pro2、X-E1, X-E2, X-E3などです。

 

そしてFUJIのX機は当初からAPS-Cセンサーなのにフルサイズに匹敵する画質を謳い文句にしていますが、個人的にはこれに嘘はないと感じています。

 

例として、昨年2月にリーガロイヤルギャラリーに展示した 横1,500x縦750mm(B0変形サイズ)の和紙作品の1枚はX-T3で撮影したもの。それもかなり感度を上げて撮影したものでした。


そして、結果的に GFX100(2:3比率9,000万画素で撮影)と比較すると流石に画質は劣りましたが、他社のフルサイズ機撮影作品と比較しても画質に問題はありませんでした。

 

つまりX100Vで撮影した画像はB0サイズに伸ばせるということですし、X100VIではそれ以上の画質と考えて良いと思います。

 

FUJIFILM X100シリーズ センサー比較

 

 発売日   機種名   センサー 

2011年3月  FinePix X100  APS-C 有効1,230万画素
2013年2月  X100S    X-Trans CMOS II 有効1,630万画素
2014年11月 X100T    X-Trans CMOS II 有効1,630万画素(X-T1, X-Pro1, X-E2とほぼ同じ)

2017年2月  X100F    X-Trans CMOS III 有効2,430万画素(X-T2, X-T20, X-Pro2, X-H1, X-E3とほぼ同じ)
2020年2月  X100V      X-Trans CMOS 4 有効2,610万画素(X-T3, X-T4, X-Pro3とほぼ同じ)

2024年3月 X100VI      X-Trans CMOS 5 HR 有効4,020万画素(X-T5, X-H2とほぼ同じ)

 

私が過去一番気に入っていたのは定評あるX-T3と同じセンサーを積み、レンズも新設計となったX100V。これは文句なく高画質でした。きっと X100VIも良い絵を出してくれることでしょう。

 

丸ブルーフィルムシミュレーション搭載

 

これは私にとって必須ではありませんが、私は今FUJI機をメインに使用しているので、概ねすべての撮影機材がほぼ同様の設定で使用できるメリットは大きいです。

 

 

4.その他の良い点

 

その他、特に良い点を2点記載しておきます。

 

丸ブルー使いやすい換算 35mmレンズとデジタルテレコン

 

X100シリーズは単焦点レンズ搭載機なので、搭載レンズの焦点距離は重要です。

また本音としては、やはり換算35mmレンズが一番使いやすいと思います。(もちろん個人の感想です)


そして換算28mmや40mm前後が使いやすいという意見もあるでしょうが、そういう方のためにちゃんとテレコンバージョンレンズやワイドコンバージョンレンズが用意されています。

 

テレコンバージョンは 換算  35mm → 換算50mm に

ワイドコンバージョンは 換算 35mm → 換算28mm に

 

また、意外に使えるのがデジタルテレコン。X100Vでもかなり使いましたが、特に著しい画質の低下を感じる場面は少なかったです。


そして、センサーが有効4,020万画素になれば、これまで以上にデジタルテレコンが有効に使えることでしょう。


丸ブルー信頼できる防塵防滴性能

 

ウェブの解説を見ると、FUJIFILMは相変わらず質実剛健しっかりと「防塵防滴」を謳っています。


私が使った防塵防滴のX100はX100Vだけですが、それ以外のFUJIFILM機(X-Tシリーズ、GFXなど)を含めて防塵防滴を謳うFUJI機については、本当に信頼を置いています。


実際、酷い使い方をしていますので。

 

FUJIFILM website での X100VI 防塵防滴記載

 

ちなみに、皆さんご存知だと思いますが、ウェブ等で自社カメラに対して「防塵防滴に配慮した設計」と記載している会社が何社かありますが、これらは防塵防滴ではないのでご注意ください。

 

私もこうした「防塵防滴に配慮した設計のカメラ」を新品購入し山へ行きましたが、すぐにわずかな水滴が本体に侵入して購入2週間後に潰れたことがありますが、その会社からはっきりと「防塵防滴に配慮した設計と記載しているカメラは、防塵防滴ではありません。」と言われました。

これ大事ですね。

 

こうした実害につながる防塵防滴については、以下リンク先が参考になると思います。

 

 

 

  当選したら結局どうする?

 

で、当選したら結局どうするか‥ですが、高いのでキャンセルして通常モデルの予約に回る可能性が高いです。

転売するつもりはなく自分で使うだけなので、90周年記念モデルの必要はないかも。というのが理由です。

 

通常モデルだと30万円を切るような噂があるので。

 

さて、どうなりますか。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

週末ですね。

天気が今ひとつですが、頑張って撮影を楽しみましょう。

 

 

 

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