全国都道府県を巡った旅の思い出を県別に整理をしています。兵庫県の風景になります。
余部橋梁と鉄橋跡 兵庫県香美町香住区余部 (2016年5月撮影)
JR山陰本線鎧駅(昨日ブログに載せた駅です)と餘部(あまるべ)駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で、トレッスル式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴で、この種の鉄橋では日本一の規模を誇っていました。
余部橋梁と鉄橋跡
明治42年(1909年)に着工し、2年半の歳月と約33万円(現在地に現橋梁と同じものを建設する場合の工事費用概算:42億円)の建設費、延べ25万人の労力をかけ、明治45年(1912年)に完成しました。
JR山陰本線
しかし、昭和61年12月28日(1986年)に最大風速33m/sの突風にあおられて客車7両が約41m下に転落し、多数の死傷者を出した事故がありましたが
JR山陰本線
列車転落事故を契機に、架け替えに向けた取り組みがなされ、平成22年8月(2010年)に現在の余部橋梁が完成しました。古い鉄橋を残したことで、新しい線路がトンネルの手前で急カーブしているのがわかるでしょうか?
余部鉄橋空の駅
余部鉄橋の旧線路が残されています。自分としては余部鉄橋がある時に見たかったですね。