IC-820D 修理 | Ham Radio 修理日記

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IC-820D 修理でお預かりしました。
電源を入れるとアンロック状態です、しばらくすると元に戻ります…

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-電圧系の電圧が低い為アンロック状態で徐々に正常になりロックします、
表面実装のケミコンが液漏れし容量抜けの為でした。

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ケミコンを一通り交換。

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次に、SSBモードで音が出ず、送信もできません。
BFOの信号が出ていない事が分かり、PLLをチェックしたところ
BFO出力のバッファーアンプのバイアス抵抗に入っているコンデンサーが
初めからでしょうか?半田でショートしています、本来100ΩでGNDに落ちる回路が
ショートしていても動作はしていたようです、

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問題はここではなくBFOバッファーアンプの電源を制御している、
信号が”H”のままで、Trに電源がかかりません。
問題はPLLではなくメインボードのQ22のKEYC信号がどこかで途絶えています。

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切断個所を順番に探ると、ここのスルーが断線…
ケミコンの液漏れの影響と思われます

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長い道のりでした、半田面で繋ぎます。

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各部再調整します、RFユニット

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交換部品、

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清掃し完了です。

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