IC-375 パワーが出ないとの事でお預かりしました。

そのままの状態で確認すると、送信時のRFメータが50%程振っていますがパワーが出ていません、
PA部が怪しいので開けて見ると、まずPAのケーブルが外れています。
差し込むとパワーは出るようになりましたが、不安定です。

シールド板を外し確認すると、PAモジュールを交換した跡があり、
モジュール止めビスが斜めに入って、浮いています
半田不良もあり一旦取り外し、クリーニング後取付し直した所、パワーも安定するようになりました。

その後組み立て各部点検中にアース板が無くなっている事に気がつきました。

シールド板を自作し取り付け、押さえ用スポンジも新しい物に交換しました、
シールド板1つですが、非常に重要で、スプリアス対策や異常発振の防止等に効果があります、
このシリーズでシンセユニット内部でシールド板が転がっていた事もありました。
